日経平均2万円は定着するのか

こんにちは!sizimiです。

日経平均が2日に約1年半ぶりに2万円をつけました。

前回はすぐに暴落してしまいましたが、果たして今回は定着しさらに上がっていくのか!?

前回の状況と比較し考察していきたいと思います!

大きく改善した国内景気指標

まず、前回2万円をつけた2015年12月と今回の景気指標をまとめました。

 

  2015年12月1日 2017年6月2日
日経平均株価 20,012円 20,177円
PER 15.71倍 14.39倍
ダウ工業株30種平均 17,888ドル 21,206ドル
日本の実質GDP成長率 -1.0% 2.2%
日本の完全失業率 3.3% 2.8%(4月)
日本の小売業販売額の増減率 -1.1% 3.2%(4月)
ドル円レート 122円86銭 111円56銭

日経ヴェリタス 2017.6.4 49面より引用

 

どれを取っても改善していますね。

ここで注目すべきはPERが前回よりも割安になっている点と円高になっている点です。

落ち着いたPER

PERは時価総額÷純利益で求めることができます。

詳しくはこちら ↓ 

PER(株価収益率)のやさしい説明

今回、PERが下がっている要因として日本企業の純利益が増えたということが挙げられます。

実際、日本企業の17年3月期の経常利益は過去最高を記録しています。

法人企業統計17年1-3月期~企業部門の好調が一段と鮮明に、経常利益は2四半期連続で過去最高を更新 | ニッセイ基礎研究所

上記レポートによると、

円高新興国経済の減速に伴い15年末から16年前半にかけて企業収益は大きく悪化したが、円高一巡や世界的な製造業サイクルの改善を受けて、16年後半以降は急回復している。

とあります。

前回2万円をつけた水準よりも利益が増えているためPERも下がっているんですね。

ということは、前回の2万円と今回の2万円では意味合いが違ってきます。

数字から見るに、今回の方が割安と言えますね。

ただし、注意しなければいけないのは日経平均のPERの適正水準は大体14倍から16倍ほどになります。

日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

前回と比較をすると、”PERから見ると過熱感は出ていないし前回水準よりも割安”程度の意識です。

今回の14.39倍を単独で考えると、”既に日経平均の適正水準に落ち着いた”と考えるのが賢明です。

相場を牽引する主役の交代

次に、為替レートを見てみます。

前回よりも円高に11円も触れているのに日経平均が上がっています。

これは日経平均を牽引している銘柄が変わったことが挙げられます。

前回は円安を背景にトヨタなどの自動車や電気が株高を牽引していましたが、今回は半導体やIot、自動運転などの新市場に属するイノベーション株、内需企業の中でも値上げのできる強い企業などが相場を引っ張っています(ペプチドリームや東京エレクトロン、森永製菓やOLC等々)

相場の主役が円高でも関係なく利益を上げることのできる企業に変わったということです。

先ほどの表からわかるようにGDPや小売業販売額の増減率も上昇しているため内需が強くなっているんですね。

前回の暴落時には円安の恩恵を受けて業績が拡大するという期待を含んでいたため、円高に進んだ時のショックもとても大きいものでした。

今回は内需中心ということもあり、多少の円高ではあまり下落しにくいのではないかと考えられます。

また、前回輸出企業の想定為替レートは120円付近でしたが、今回は108円程度とされています。

ある程度、円高に設定しているということで現在の水準が続けば期中での業績上方修正も期待できます。

まとめ

以下まとめていきます。

①経常利益が過去最高を更新しPERは落ち着いた水準

②相場を牽引する企業が変わり為替の影響を受けにくくなった

この2点から個人的な考えでは日経平均2万円は定着すると考えています。

しかし、8日に英総選挙、14日にFOMCを控えているため今月中は2万円を挟んだ展開になるかと思います。

大きな国内・海外での動揺がない限り、7月下旬の4〜6月期の4半期決算発表を足がかりに2万円からさらに上昇していくのではないかと考えます。

参考程度にしていただければ幸いです〜